ハンドメイド石けんマイスターの認定講習会に参加してきました。
2016/04/04
2016年3月:ハンドメイド石けん協会は退会しました。
わたしは「HSAハンドメイド石けんマイスター」の推薦状を発行してくれる手作り石けん教室に通っていました。そして先月、ハンドメイド石けんマイスターの認定講習会を受講し、わたしもマイスターの一員となりました。
(認定講習会を受講するには、推薦状兼申込書が必要です。)
手作り石けん教室に通っていたときに作った石けん
(ブラックココアのマーブル模様)
ハンドハンドメイド石けんマイスター
ハンドメイド石けんマイスターは、手作り石けんの基本的な知識、製法を身につけ、他の人に指導できるスキルを見につけている事を認定された資格者です。特に苛性ソーダ等の危険な材料の正しい取扱と薬事法等の法令遵守を自ら実践し指導することが求められます。
認定を受けたマイスターに授与される認定書
ハンドメイド石けんマイスターになると以下の内容のことができるようになります。
- 「HSA認定ハンドメイド石けんマイスター」と資格を名乗り、名刺等に肩書を表示することができます。
- 「HSA認定ハンドメイド石けんマイスター」を目指す人を指導し、認定の推薦状を発行することができます。(養成講座を開くことができます)
- 資格対象者の限定イベントに参加する事ができます。
メイド石けんマイスター認定講習会
認定講習会は全国各地で開催されています。わたしが参加したのは大阪会場。秋の認定講習会(大阪会場)の参加者は50名ほどで、今回の認定講習会でマイスターの数は約1000名になります。協会の目標は5年で10,000人だそうです。
講習会の主な内容は3つ
- ハンドメイド石けん協会について。
- 石けん作りに関する安全と法律の知識。
- ハンドメイドマイスターの活動について。
メインは2番目の項目「石けん作りに関する安全と法律の知識」この中には、石けんを作っている人なら一度は考えるであろう「手作り石けんの販売」についても含まれていました。人体に使用する石けんは「化粧石けん」に該当するため、化粧品の製造業と販売業の2つの資格が必要です。
それを無視して、ネット上で「雑貨石けん(洗濯石鹸)として販売しています。自己責任でご判断ください。」と書いて販売されています。
マイスター協会に登録している人は法律を守って販売しないけど、協会に入っていなければ「アトピーがよくなった」「お肌にやさしい石鹸」として販売している。この矛盾点について協会の方でもいろいろと考えているそうで、今後は、法律に基づいた販売に方向転換するそうです。
手作り石けんの販売については、わたしもネット上で議論されているのをいくつも見ました。個人で化粧品の製造販売業を取得するのは難しいとか、できない理由がいろいろと並べられていますが、まず考えなければいけないのはモラルの問題ですね。
わたしも化粧品の製造販売業を将来取得したいと思っているので、取るのが難しいのはわかります。でも、わたしは時間がかかってもこれをクリアさせます。
ハンドメイド石けんマイスター講師講習会
講師講習会は認定講習会と同日に行われますが、必須ではありません。受講しなくても石けん教室を開くことができます。この講習会は、手作り石けん教室を運営するにあたって「どうやって教えていいのかわからない」という人向けに用意された講習会です。
講習会では「講師マニュアル」が用意されています。といっても、基本的には協会の公式認定テキストがあるので、それに沿った内容になります。
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価格:2,052円 |
自分で開く石けん教室を開く場合、カリキュラムはオリジナルでかまいませんが、推薦状を発行する時点で生徒さんが「自分で処方を組み立てることができる状態」になってもらってくださいと言われました。材料屋さんでエクセルの式を組んでいるところもありますが、しくみは理解してもらってくださいということですね。
わたしは石けん教室を開く予定はありませんが、あとで講師講習会だけ受けに行くのもなんなので両方受講してきました。講師講習会を受講したのは、午前の認定講習会の約半分だったと思います。
ハンドメイド石けんマイスターに興味のある方は、リンクを貼っておきますのでご覧ください。
一般社団法人 ハンドメイド石けん協会